２０１８年に新しくリリースされたGoogle Apps Scriptについてのまとめ。新API,ダッシュボードやローカル開発などの新機能について

Excelと言えばVBA。　

Google スプレットシートと言えばGAS!

developers.google.com

GAS(Google Apps Script)にどうやら新機能が追加されたようなので、少し調べてみました。

１　リリースされた内容

January 11, 2018

• The Apps Script dashboard is now available. You can use it to see, search, and monitor all your script projects.
• The Apps Script API is now available. This API includes and extends the original Apps Script Execution API. You can use the Apps Script API in an application to do any of the following:
  • Create, read, and update Apps Script projects.
  • Create and manage project versions.
  • Create and manage project deployments.
  • Monitor script use and metrics.
  • Run script functions remotely.
• The open-source clasp tool is now available. It lets you manage and develop Apps Script projects locally from the command line instead of the Apps Script editor.

 それぞれ

１)　ダッシュボード

２)　新規に　Apps Script API

３)　ローカル環境から開発可能な　CLI Tool clasp

がリリースされたようです。

全体的に管理やローカル利用、外部からの利用面で強化された内容になっているようです。

２　具体的にどんな機能追加があったのか？

さすがというか、Qiitaですでにダイジェスト的に紹介、まとめられている方がいらっしゃいます。日本語で読むにはわかりやすいですね。

qiita.com

Google Apps Scriptの新しい3つの機能 その② Apps Script API - Qiita

Google Apps Scriptの新しい3つの機能 その③ CLI Tool Clasp - Qiita

３　ここから見えてくる可能性、展開

今回の機能追加は今までマクロとしての扱いの比重が高かったGASが、より開発者寄りになった事を表しています。

これにより、プログラムの再利用性が高まり、GASによる自動化、インテグレーション処理がかなり楽になると思います。

また、Fusion Tableというドライブ上で使えるデータベースが試験運用中ですが

10分で出来る！Googleドライブでデータベースを使ってみた ｜ SiTest (サイテスト) ブログ

これらの組み合わせにより、より複雑だが、便利な処理ができるアプリケーションをスクリプトレベルで開発できるようになると思われます。