ナゼ買った? シャープが東芝のPC事業をたった40億円で買収・・・
先日の
こちらの記事でマイクロソフトがGitHubを買収した金額は8000億円だった。
そして今回のシャープによる東芝の買収金額は40億円だ。
これははたして、安いのか・・・高いのか・・・
そしてナゼ買った?
シャープは好調なのです
このニュースでもシャープの好調ぶりを伺う事ができる。コストダウンやモデルミックスという基本戦略が功を奏し、ほとんどの業態において黒字化を達成している。
買収にともない、PC事業やモバイルエッジコンピューティング事業、ドライブレコーダー事業といった事業内容、商品、ブランド、人材、技術、販売チャネルなどを継承する。
また、今回の買収はPCだけでなく、様々な派生製品にいたるという事がわかる。
そして、カラ元気の東芝
一転、東芝の黒字は記事にある通り、売って売ってうりまくる(ただし事業を)結果だ。
PC部門の売却もその流れの一つに過ぎない。
かんじんの東芝サイトには今回の件についてのニュースリリースがある
ニュース&トピックス|当社産業用コンピュータ事業について:東芝インフラシステムズ株式会社
つまり東芝ブランドPCは継続というわけだ。
今一度ナゼ東芝は危機に陥ったのか?
これほど良くも悪くも経営者目線な記事。
別の意味で納得。
だが、しかし本当に危機に陥った原因は単純です。競争に負けた。それだけだ。
ネットと物流で一つになった世界で、強者は勝ち弱者は負ける。
ナゼ買った?
シャープの好調さを伝える記事は多い。
スマホ、「シャープ好調・ソニー不振」のワケ | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
そしてこれらを支えてるのは鴻海というシャープを舵取りする台湾企業だ。
喩えて言えば昔のシャープは社長が液晶パネルの工場を建て、副社長が太陽光パネルの向上を建てる。社長と副社長は仲が悪いから、(配電や排水処理など)ユーティリティーを共用しない。液晶パネルと太陽光パネルは工程が似ているから、多くのユーティリティーを共有できるにもかかわらずだ。
今のシャープでこういうことは起きない。300万円から社長の私が決済しているからだ。この半年で2000件の決済をした。
比喩だが、この部分は非常に印象的だ。
ITの使い方において、日本はすでに先進国とは言えない。2020年にはIoTで一番遅れた国になっているかもしれない。
そしてこの言葉も痛烈・・・・
こんな経営のトップが舵をとるわけだ。
「戴社長の経営手法が、経営幹部に浸透したことが、3四半期連続で黒字化できた要因」
内部にいる社長を含めた 日本の経営陣もこの言葉を使っている。
ナゼという質問以上にもしかすると東芝のPC事業は来年頃には物凄い事が起きているかもしれないう期待感の方が上回る。
光を得たシャープも闇に陥った東芝も、やはりそれを動かす人に最後は依存する。
当たり前だが、大きな流れを見るとそれを再認識させられた。
そして鴻海や戴社長に関して俄然、興味が湧いてくる。
そちらについてはコチラを見てほしい。