富士通の小学生向け「はじめての、じぶんパソコン」LIFEBOOK LH55/C2は本当に小学生向けなのか?
正直なところ、プログラミング教育の開始に合わせた商法がこの所ふえてきています。
もちろん、子供のために開発とはいいながらも商売なので、時代のニーズに合わせた商品開発やサービス開発は大いに歓迎です。
一応、子を持つ親の目線で富士通の小学生向けPCについて検討してみました。
値段
高いです。8〜10万いくPCは、もう大人が使うものと性能さはありません。
ただ、What Computer?のiPadもキーボード含めて色々揃えると似たような値段になります。
心情としては中古PCやドンキの自分PCなどでもいいんじゃないかと考えてしまいます。
参考:
ドンキPC
激安2万円!でも残念すぎるドンキホーテのタブレットノートパソコン | 加藤直ノ助は有意義に暮らしたい
ダントツ安いですが、性能面での問題はまあしょうがないですね。
iPad + Pencil
【the360.life】 【2018年】新型iPad完全ガイド[本気レビュー、激推しアクセサリ、厳選アプリ]
これに+キーボード(純正でなければ)7万ぐらいですかね。
耐久性
これは問答無用でいいですね。
天板に手を掛けても35kgまでの重量に耐えるほか、LH55/C2は画面部に旭硝子製強化ガラスを採用。
旭硝子製強化ガラスといえばスマホに貼る強化ガラスシールとしても実績がある物になります。それが直接使われているという事はそれなりに耐久性があるんですかね。
ただ・・・ あのシール状のやつって割れますよねw
比較していいかわかりませんが、ガラスで強度があると言えばゴリラガラスというイメージがあります。
こんな感じ。
正直PCをこのレベルで落とす事は少ないと思いますが、まあおまけ程度に安心と考えた方がいいかもしれません。(天板自体も35kgの荷重なので、場合によっては危険な感じもします。)
重量
せっかくのタブレットモードがある2in1なのにこの部分が惜しいです。
重さが約1.93kg
おお・・・
これは平置きで使用はできますが、さすがに手に持って作業はできません。
2キロあれなこのPC自体を持ち歩くのも無理ですね。
気軽に外に持ち歩かないという意味では良いかもしれませんが、昨今大人でも2キロのPC持ち歩きは辛いです。
PCとしての性能
ここらへんを確認してる時点でなんとなく、このPCの売りは、性能とかでないな・・と考えはじめました。
表示解像度(1366×768ドット )もCPU(セレロン)もSSD(128GB)も自分がPCとして購入するなら買わないラインナップです。
バッテリー持ちとかもまだ発表されてないですが、子供が旅行にこのPCを持って行きたいと言ったら親としてやめとけと言うと思うので今はあまり気になりません。
この時点で星の評価をつけてしまうと
5点満点で
★★☆☆☆ 2点!
と切り捨ててしまいそうです。
付加価値
その分と言ってはなんですが、子供向けの付加価値を色々打ち出しています。
お片付け箱
ただでさえ重いPCを片付ける・・・
なかなかですが、ランドセルよりは軽いかな・・・・?
学習に適したソフトウェア、リンクを同梱
タイピングソフト
オンラインプログラミングサービス
QUREO(キュレオ) | 子供向けオンラインプログラミングサービス
学研スマートドリル
学研ゼミ|教科書対応デジタルドリル スマートドリルがスマホ対応など大幅リニューアル
これ以外もオンライン英語学習やマイクラ関連のリンクも同梱しています。
おーん・・・・
これでも・・・・・
このPCである必要はないね・・・・
総合評価として、購入するかどうか・・・
ここまで見てきた上で、正直購入するかと言われると
きっぱり
購入しません!!
と判断しますね。
このPCの必要が無いというのが正直な所です。
2IN1PCとしてペンまで付属してる部分はわかるのですが、子供に買うデバイスとしてはかなり高いです。
正直ペンでお絵かきをするなら他のデバイスを使えば(何なら紙が一番)いいと思います。
あえてPCを使う理由はプログラミングやPC操作を習う為のはずですよね。
移動もさせずに、耐久性とかを考えると
デスクトップPC
が一番良くないです?・・・・
もしくは
Chromebook 11 Inch 3180耐久性の高い学生用ノートパソコン | Dell 日本
Chromebookか・・・・
後は個人的にはプログラミングさせるならMacの型落ちとか、Linuxを搭載したPCを与えた方が?という偏屈な考えもあるので一般論ではないです。
まあ、親心の「壊れにくい方がいい」という部分をついてる所まではいいんですがね。
他のメーカーもこの分野にどんどん参入してくる可能性は高いので今後の市場に期待したいですね。