gpstandard’s blog

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未来志向・家電がコントロールできるハブ「Google Home Hub」は最終進化形なのか? 提供される新しい価値とは?

Iotとは既存の機械端末とネットワークが繋がる事で色々なデータ集計や総合コントロールが出来る事です。

はじめから完成したシステムでなく、ソフトウェアで柔軟に対応したり独自に基盤自体を拡張していける魅力もあります。

 

家庭にもIotの時代というべきネットワークと家電がつながり主に電源のオンオフなどのコントロールが可能な時代になりました。

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gigazine.net

Google Home Hub対応のIoTデバイスは1000以上のブランドから合計1万種類以上も販売されているとのこと。本体の色は灰白色・黒色・水色・薄茶色の4種類。なお、Google Home Hubの価格は149ドル(約1万6000円)となっており、アメリカ・イギリス・オーストラリアでは2018年10月22日から店頭での販売が開始される予定となっています。

 

さて、問題はこれが未来志向の完成形なのか、ほんの序章に過ぎないか?という事です。

 

 

今の所、自宅にPC(Mac)があればええ・・・・

ですが、今回のテーマは理想の自宅の最終進化系です。

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しかし、現状の感想は・・・・

 

Google Home Hubが最終進化形ならワクワクしない?

ワクワクしない理由 その1

 

「電気つけて、消して」

「音楽かけて」

「鍵あげて」

「予定を入れて」

 

まあ、わかるけども。

イマイチワクワクしない理由はわかってます。

それは上記の行動に別に困っていないということです。

家電自体もともと簡単に操作できるように出来ている物で、そこまで困るか、不便かというと実際不便ではありません。

 

 

ワクワクしない理由 その2

こうなると家電が操作できる事に対する価値というのにも疑問があります。

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例えば車の自動運転や自動ブレーキは今までには無かった価値です。

今までなかった事が出来るようになるのです。

しかし家電はどうでしょう?

 

新しい製品や家電は増えてきていますが、それはその家電そのものが与えてくれた新しい価値です。

 

スイッチのOnOffや予約は、ついている家電にはついてます。

テレビと冷蔵庫が連動して新しい機能が出るわけでもありません。

 

それらをただ操作する側には人がいるわけで、そこに新しい価値提供はさほどありません。もちろん、介護やセキュリティ面での価値を見出す事も可能ですが、今のところそれらがもたらすのは客人の前で「どう?すごいでしょ?」というプレゼンぐらいしか思いつきません。

 

つまり、今まで出来なかった新しい価値がほぼ無いのです。

 

最終進化系は? 想像の範囲にある?

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そもそも人間が生活する上で衣食住は基本的な欲求ですし、古い時代から満たされている部分です。

 

より便利にという意味から冷蔵庫やクーラーなど生活の根本をささえる物からテレビやパソコンなど情報や娯楽を享受するものまで様々な機能をもった物が増えてはいます。

 

最近では逆に家にテレビをおかない若者も増えてきています。

一時期テレビでのネット接続などが出来るという流れもありましたが、結局の所、スマホひとつあれば映像からネット情報から全て取得できる時代になってしまいました。

スマホ以外の家電は冷蔵庫、クーラーなどがあれば十分かもしれません。

コンロもいらず、食事が偏りますが電子レンジだけでも生活できるでしょう。

 

そもそもコントロールする必要がある家電がほぼない状態でGoogle Home Hubのような製品は本当に必要なのでしょうか?

 

もうここまで来たら、一度冷静に考えてみるとわかります。

Google Home Hubは、実は単なるタブレット端末に過ぎないと

持ち歩きの危険を考えて、あえて家の外に持ち出せない形状をしているだけだと。

ただ、そんな端末だからこそ今まで出来なかった事が最大限活かされる状況があります。それは・・・

 

家の外にいる時

 

です。

 

 

お・・・?!

 

家にいない時にこそ、家電がコントロールできるハブの出番

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家で使う物なのに、実は家にいない時こそ、この端末が活きる可能性が出てきます。

 

・家の外からクーラー、暖房をつける。(帰宅したら即快適)

・家の外から冷蔵庫の中身を調べる。(そういうサービス、ガジェット出てきてますね。)

・家の外からテレビの録画。

・家の外から鍵の掛け忘れをチェック。(ドアだけじゃなく、窓も)

・旅行中に防犯用にわざと照明をOnしたりOffしたり。

・家の外から自宅玄関チャイム、カメラの映像を確認。

 

どうでしょう? 家の外にいるのに家の状態や家の物を操作したくなる。

そんな状況は生活をより便利にし、安心や安全をもたらしてくれる可能性があります。

 

もちろん、これ以外にも使いみちはありますし、商業用であればさらに選択肢は増えるでしょう。(介護や色々なサービス業など)

 

しかし、皮肉な事に家電をコントロールするという価値の提供は、その場にいなくともという状況と合わせってこそ新しい価値を生むという所が最大のポイントのように思われます。

 

機能自体はスマホタブレットと同等に見えても、ここにこそスマートスピーカーの流れに続く最大の商品価値が生まれる意味があるかもしれません。

 

家の外にいない時に、この商品の最大の魅力が出る。

何だか矛盾してますが、芸術のように一見無駄のように思える物にこそ人間の新しい文化が生まれる可能性を感じますね。