新型 iPad Proが作り出す、第3のPCの形。コンピューターの定義が変わり物理キーボードが消える?
iPad Proの新型が発表された興奮がやっと収まってきました。
今持ってるiPad Proを変更するだけの財力だけの財力が無いので冷静になってますが、ここから先、PCのスタイルは確実に2in1PCのスタイルになっていくだろうと感じています。
「 2in1 PC + ペン ー キーボード 」が主流に?
ヤフーニュースで見たこの記事
なるほどなと思いました。
数字上のトリックもありますが、タブレットとしてのiPadはシリーズ累計でもっとも売れてる端末になるでしょう。
それはイコール、そのデバイスに人々が慣れているという事もさしています。
タブレット端末でキーボードを必要としている人は少なく、ペンはクリエィティブにも日用のメモとしても使える為、「 2in1PC + ペン - キーボード 」という形が仕事以外の利用での新しいカタチになるかもしれません。
昔と今の子供の反応
自分が子供の頃はパソコンを触れるだけで喜びがありました。
MSXやらPC98から始まってウィンドウズ、Macの衝撃は今でも覚えています。
そしていつの間にかPCと言えばWindowsかMacの2択になりました。
そしてChromeOSや、スマホ・タブレットのAndroid,iOSも出て来たわけですが、ここらへんから子供の反応が変わって来ました。
最近の子供はPCでキーボードやマウスを触るよりもスマホやタブレット端末でのタッチ操作にかなり慣れてしまっています。
事実、自分の子供にもiPadと2in1PCを渡してみたのですが、愛用しているのはiPadの方です。
新しいPCの形、コンピューターの定義とは?
実際に書類作成のオフィスワークやエンジニアがプログラミングをするという形を除けば今回のiPad Proは恐ろしい性能と可能性を持ったデバイスになっています。
Photoshopのフル機能が使えるようになればデザイナーはiPad Pro一つで仕事をこなすかもしれません。ビデオ編集も出来てストレージも1TB有ればとりあえずクリエィティブな仕事のほとんどがiPad Proで済むという恐ろしい状態です。
そしてこのキーボードというポイントが最大の今後のコンピューターのあり方を左右する大事な鍵になります。
サーフェス 対 iPad Pro
キーボードは必要な時だけという状況は2in1PCの形として既にサーフェスでも定義されています。
iPad Proは周りに回って別の道から結局ここにたどりついてる感じです。
互いのイニシアチブはiPad Proが通常タブレット端末を使い慣れた世代が選択する可能性があるのに対し、サーフェスの方はノートPC需要からモバイル性を求めた結果たどりつくゴールという事になります。
後は互いの物理キーボードという存在の扱いがポイントになってるのが事実です。
今の所は、キーボード自体分売という形ですので、五分五分と言いたい所ですが、やはりiPadの敷居の低さと小学生でも使えるUIのシンプルなiOSの方にマーケティング的にも分があると感じます。
物理キーボードが不要になる時代が本当に到来するか?
ガラパゴス携帯から始まったスマホ端末で、物理キーが消えるまでにさほど時間はかかりませんでした。
しかし、ビジネスや開発用途での物理キーボードの存在は絶大です。
ただ、一般消費者からすると物理キーボードが不要な時代がもう半分訪れていると言っても過言ではありません。
音声入力は便利ですし、ソフトウェアキーボードもあるので、プライベート利用は本当にiPad一つで成立してしまいます。
まだまだ高額ですが、ペン入力も考えると紙のノートの代わりにiPad を小中高と利用できそうです。また、ビジネス利用なら本当にiPad Proで十分に間に合う可能性すらあります。
よほど特殊な事をしない限りはOffice製品すら不要になっています。
あとは
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このようなキーボードに変わる文字入力技術が一般化された時、本当にビジネスマンやクリエイターが本当にiPad Proだけで仕事が出来るようになってしまうでしょう。
物理キーボードの消滅。
これが次の時代のコンピューターの姿になるかもしれません。