ガレージプロジェクトから見るマイクロソフトの変遷と未来。 ITの根底にあるスピリッツを育てる。
きれいな職場に自由な環境。最近のIT業界でもてはやされる職場環境というやつだ。
名古屋で有名なAチームもIT企業として大名古屋ビルディングにオフィスをかまえ、同様な事をしている。
そして環境とはそんな物理的な物だけではなく、機会、チャンスを与える所謂「イベント、プロジェクト」も含まれる
会社に自由に来れる機会を作るという意味ではいいなとは思っていたが、まあ要はリクルート分野ではある。
社内プロジェクトも、期間を得てマネタイズされるかされないかで行われてるみたいだが、何かピンとこない処もあったが・・・
で、今回のマイクロソフトのこれは斜め上を行ってると思う。
仕事の後に自分の好奇心や探求心を満たす場として使ってくれという、日本では残業じゃない?と思える「イベント、プロジェクト」である。
基本的には、勤務時間以外の時間を利用しながら、社員が興味を持ったアイデアを実現することを支援するものだ。
今の日本なら、結局残業じゃん!ってやらなさそうな感じではある。
これを支えてるのは、純粋な物作り、楽しみからくる衝動だと思う。
「社員がいいアイデアを思いついたとしても、マイクロソフトという大きな組織でそれを実現するためには、必ずビジネスプランを策定する必要がある。しかも、マイクロソフトの企業規模では、一定の売り上げ規模や成果を求めることになる。
しかし、そうした環境だけで開発を進めていては、数多くの優れたアイデアが埋もれてしまい、結果として、世の中の流れに取り残されることになる
最近になって、マネタイズできない物に意味は無いと考えながら仕事をしているが、マイクロソフトは、そこを一周してしまってるんだなと思った。
思えば、googleでもそのような環境はあるが、これはあくまで仕事時間内の20%だった。
仕事時間外に仕事のような事をさせるマイクロソフト・・・・
ここで育ったスピリッツには未来を変え続ける力があるかもしれない。