オフラインでも人工知能を利用したiOSアプリが動く。そうWatsonならね。Core MLとタッグでのスタンドアロン人工知能
オフラインでも人工知能を利用したiOSアプリが動く。そうWatsonならね。
iphone-mania.jpクラウド環境でのサーバ使用によって大量のデータを処理するのが人工知能というイメージがありますが、AppleとIBMのWatsonを利用してアプリ開発ができるようになるそうです。
これはつまり、オフラインで使える人工知能を搭載したアプリという事を意味します。
Watsonに情報を与えて学習させる機械学習には、Appleの機械学習フレームワークであるCore MLが活用されます。
Watsonは、サーバーに接続しなくても動作できるため、iPhoneやiPadがオフラインでも使えるのが大きな特徴です。
iOSには既にCore MLという物が存在しており、今回はそれぞれの連携、協力が行われるという事になります。
IBMのWatson登場の衝撃。
Watsonは、2011年アメリカの人気クイズ番組のチャンピオンを破ったことで注目を集めました。
Watsonはまず100件を越える解答候補を見つけ、独自の手法で解答候補を評価する(プロセッサー上で並列処理する)。Watsonが参照するデータは200GB程度であるが、10TBのメモリー上で並列処理を実行する。Watsonが参照しているWikipediaなどのデータ量は200GB程度で、意外と小さいことに驚かされる。同時に、3秒以内に解答するために、大容量メモリー上に展開している点も興味深い
この規模でオフラインというのは少し大げさですが、アプリにはより最適化されたデータとロジックが使用されるでしょう。
現状のWatsonは?
現状の段階ではクラウド環境を利用し音声認識、画像認識、性格分析などであればノンプログラミングでいけるとなっています。つまり開発は不要!
これ以外にもAPIを利用すれば出来る事はかなり広がります。
原理的な学習から始めるのもいいですが、最先端や物や原理的な物はおいておいて純粋に人工知能を利用するという観点で取り組めるのは良いですね。
一方AppleのCore MLとは?
iOS11で追加されたCore MLはVision(画像認識などに利用)をはじめとしたオフラインで人工知能利用が可能な機能セットです。
Core MLを利用したアプリのサイズは600MBを超えるとの話しも内蔵するデータとの関係しています。
WatsonもCore MLもスタンドアロン型人工知能
それぞれ、単体での動作も前提とした人工知能の為、スマホへ搭載の為の技術と言えます。
スタンドアロンと言えばすぐに攻殻機動隊を思い出してしまいますが、それぞれ持ち主によって個性がかわる人工知能の搭載も面白そうですよね。
まずは最初の一歩から・・・
かなり手軽にスマホでの画像、物体認証ができるというのがわかります。
これからさらに開発チュートリアルやドキュメントも増えてくるように思われます。
中でもサーバがいらない事から個人開発でもこういった人工知能を搭載したアプリが出て来る事が期待される為、これまでとは一線を画する便利なアプリが登場するかもしれませんね。