どちらが時代遅れ? クラウドとメインフレームの間で揺れるエンジニア、情報システム部門、ベンダー・・・
時代遅れ?
と聞きつつもどちらも時代遅れではないというのが私の見解です。
ただ、5年10年後という意味では意味合いが変わってきますね。
2018年の現在でもIBMからは精力的にメインフレームが市場に投入されています。
メインフレームも今では痩身のマシン、IBMがエントリーレベルのZシリーズをアップデート | TechCrunch Japan
しかし、このメインフレームに対して色々と揺れているが現代です。
クラウド環境と自社DCなどでメインフレームを動かすのとどちらが時代を先読みしてるかという部分・・・
シンプルに考えると
これはIT技術に限らず、自社の仕事をアウトソーシングできるか出来ないかの選択の問題にもなってきます。
全てがアウトソーシングで出来るのであれば、社長一人で1000人規模の会社なども存在できるわけですが、そうはいかないですよね。
どこをどの程度外部依存するかは今も昔もこれからも重要な問題となります。
特にクラウドエンジニアからすると理解できないのがメインフレーム依存
に関してだと思います。
ここの天秤バランスが非常に難しい所ですね。メインフレームを利用して企業内(工場なども含め)動く規模の企業ならば、スマートファクトリーなどの産業スタイルにある程度目を向けているはずですが、モデルケースも含め舵を切りにくいのは理解できます。
メインフレームが今も使われる理由
性能や実際の堅牢性という意味。また業界での使われ方という意味では下の記事が役に立ちます。
COBOL系のシステムは特に納得です。IOが強いメインフレームとCOBOLの相性はバグツンで信頼に足りますよね。
ただ、一方
銀行でありながらもクラウドを利用するという流れも。
これから10年
結局は物体としてのメインフレームを利用する以上は止められない、止めてはいけないシステムの物理的な保守はついてまわります。
日本ではこのようにメインフレームを支持する業界の動きによっては急激に変化する可能性はあります。
ファクトリー4.0やスマートファクトリーなど概念的には先行してクラウドの流れが出てますし、Iotなどの技術、AIの利用などもそれらを後押ししています。
町工場でこれですからね・・・・(汗
CRMやERPパッケージなどは先行してクラウドサービスを利用してる企業も多いだけに、ここ10年以内に爆発的にクラウドに移行していくのは間違いないでしょうね。
補足:IBMのメインフレームはWATSONなどを支えるIBMクラウドで利用されていきます。